JTCの皆様、お元気ですか?
(暑さの厳しい折、皆様どうぞご自愛下さいませ。)
8月2・3日 ○○谷・林谷
ここで鉄砲水に遭ったら遭難します。もちろんクマも居る。
(○○谷の流れ)
2日はK氏と、飛騨川水系の○○谷へ行く。K氏は「アングリング」誌に登場したこともあり、また、クマに3回も会ったという強者です。
この○○谷は、なかなか難儀な所で、K氏のサポートが無ければ(危険なとこでは、いつも私の竿を持ってくれた。両手が使えて安心。)私は多分、どこかで落ちてます。
一番恐かったのは、川へたどり着く前の、ダム湖岸の100mのヘツリ。歩く度に石がボロボロと湖に落ちて行く。仮に私が落ちたら、蟻地獄のごとく、ダム湖に沈んでいった事でしょう。それから、谷に掛かる数基の堰堤越えの高巻きもきつかったなー。ただ、その後のビールの美味しかったこと「ンメェ〜」ですね。
釣果は私が4匹にK氏が1匹。なぜK氏が釣れなかったと云うと、彼は私の作った竹竿を使ったから。魚は10匹以上出したけど、なかなか乗らなかったんだそうな。どうも私の竿は、一筋縄ではいかないらしい。
そして帰り道。また同じコースを川通しに下る。堰堤を高巻いて、またまた、ダム湖岸をへつる。そしてグッタリしながらも無事車にたどり着く。そこで私だけビールを頂く(K氏は運転があるからリポビタンD)。「ンメェ〜」
いやいや、とても楽しい1日でした。

林谷のアマゴは、美しいなあ。
(Sさんの釣った23cm)
3日はSさんと林谷へ行く。Sさんには「ここは釣れないよ」と言っておいたから、各2匹の釣果には納得してもらえるでしょう。それに23cmの美アマゴも釣れたしね。
まあ、私としては綺麗な川を楽しんでもらえたら、それでよろしいのです。

しかし、この2日間はよく歩いたな〜。もう、身体がガタガタですわ。でも久しぶりに釣りをした気分を味わえましたよ。

8月10日 梨谷川 AM11:00〜PM4:30 晴れ
こいつを裏っ返すと・・・。あ〜、思い出したくも無い。昨日は台風でしたね。岐阜県地方は450mmを超える雨なんて予想があったから、私は構えておりましたが、まあ、普通の大雨で事無きを得ました。でも、郡上近辺はやっぱり増水しすぎで、フライにはキツイ。
そこで、少しばかり各地の雨量を調べたところ、なんとまあ、富山県は、ほとんど雨が降っておりませんでしたよ。今回は、富山県は梨谷川です。

まず、川へ着いら、草ボウボウで入渓点が判らない。たしかこの辺に踏み跡があるはずなんだけど・・・、と、探して、ようやく発見する。不思議な事に、しばらく釣り人が入ってないようです。川は平水。台風の風のせいか、クモの巣もない。なかなか条件がよろしいですね。
さて、釣果は20〜25cmイワナを6〜7匹ほど。ソソウも多く、魚も沢山見ました。途中、おにぎりをほうばりながら、また、ビールを飲みながらの、のんびりとした釣り。風も爽やか。真夏の日中と云う事を考えれば、まずまずの釣行のはず・・・。
しかし、これがヨロシクなかった。2匹目のイワナを釣ったところで、ここへ来た事を後悔しましたよ。何故か・・・。それはね、釣れる魚のことごとくに、寄生虫(チョウ虫)が付いておったのですよ。それも1匹や2匹ではなく、うぅ〜〜。思い出したくも無い・・・・・・。こりゃあ釣り人が来ない訳ですわ。ところがですね、この川は、ず〜と釣り登らないと上がれないの。とほほ・・・。

今期最悪の釣行でした。再び、とほほ・・・。


昼食&お昼寝には、いい場所が一杯あったなぁ。
(水無川の流れ)
盆の釣り
13日は、船長と師匠とで、牛首峠を越えて水無川を目指すものの、林道入口から10分近く進んだところで悪路にくじける。私の調べたところによると、ここへ行くには、山側の道と谷川の道があり、その山側の道ならば、結構いい道のはず。しかし地図には我々の入った道しか載っておらず・・・。う〜ん、よろしくないスタートですな。
船長。テンカラって面白いでしょ。
(船長の釣った18cm)
やむなく、湯谷を突っつくもみんなボーズ。
その後、昼食場所を求めて、あっちこっちフラフラするも、なかなか見つからない。我々は、どうしても涼しい河原でケーちゃんでビール飲んでお昼寝したいのよ。
そしてようやく大白川でいい場所を見つけてケーちゃんを始めるも、バカな私は焼いてる途中でナベをひっくり返す。これでお肉の半分が砂だらけ。やはりスタートが悪いと、とことん上手くいかないのだ。
しかたなくそのお肉を水洗いしたけど、それでも十分に美味しい。それほどに味が濃いってことだけど、塩分の気になる私どもは、今後は少し水洗いをして食べたほうがいいのかもしれん。
そして、ビール飲んで、飯盒ご飯食って昼寝してたら、船長が18センチのイワナを釣った。彼自身ではテンカラ最長な魚だそうで、おめでとうございました。
結局釣れたのは、その1匹だけ。師匠(テンカラ)は湯谷で仔イワナと戯れてたけど、私は魚の姿すらみなかった。水が多いと、テンカラには追いつけないな。

もしテンカラだったら、そこそこ釣れたはず。
(水無川の23cm)
16日は一人で牛首峠を再度目指す。問題の林道は簡単に見つかった。こないだ入ったとこより300m程北に、ほぼ2車線の立派な林道がありましたよ。
そして牛首峠に差し掛かる手前で、まあなんと幸運にもクマに会う。私は車の中だから、こんな安全なで出会い方は、そうそう無い。私は車の窓全開でCD聞きながらゆっくり走ってたら、10m先の草むらに、そう、大きさは大型犬位の真っ黒なクマが歩いてた。ただ、私が気がついて2秒もしないうちに、向こうもこっちに気づいて、驚いたように山の中へ入っていった。ほんの一瞬だったけど、感動もんですわ。まあ、そのクマの印象を云いますと、意外とスマートでしたね。
ただし、一つ問題を発見。よく言われてる「クマは臭いと音に敏感だから、先に人の存在を察知して逃げる」は、嘘です。車や音楽の音とか、排気ガスの臭いに気づくのに10mまで近づかないと判らないんだから。我々のように静かに釣り上ってる人間に気づくはずありませんわ。はたして、笛やら鈴は、本当に効くのかねぇ。こりゃクマスプレーは手放せませんわな。
さて、本来の目的の水無川は、ごく最近大水があり、その後堰堤工事やら、護岸工事をやった、と言ったところか。以前見た写真とはずいぶん変わってたけど、それなりにのんびりと釣ることができた。ただ、魚の出はシブく23cmイワナを1匹のみ。
その後ダム下へ行って、またまた1匹。ここの渓相はすこぶるよろしいものの、アブの多さには難儀をする。

まあ、この日の収穫は、クマに出会えたことに尽きますわ。

やっぱり、ここのアマゴは綺麗だなぁ〜。
(林谷の22cm)
8月23・24日 林谷
檻の真ん中に餌があって、そこにある線に触れると、両側の扉が閉まる仕掛け。最近、ごく身近にクマのニュースが届いておりますよ。
まず、一番遠いところから話しますと、TVでやってた長野県(だったかな?)のクマと戦ったお話し。なんでも巴投げやら、裏投げ、それから蹴りまで入れてようやく撃退したそうです。それでも噛まれた手は、牙で貫通してたらしい。オソロシ〜。
次に遠いところは、先週の私の、牛首峠での遭遇。
そして、最近の白鳥町広報では「越佐地区でクマが出たのでご注意下さい」(阿多岐という意見もあるが、これはテンカラN氏の情報なのでアテにならない)と、やってたそうです。
それから左写真のクマ捕獲用の檻が、最近、林谷の入り口に設置されました。このあたりでは、そんなにクマ情報はなかったはずなんだけど、これが置かれたと言う事は、まあ、クマが出没していると言うことでしょうな。私としては、この檻が、一番のプレッシャーですわ。
まあ、この冷夏の影響で、当然、山の木の実も不作になって、これからも「クマ出没」ニュースが出回るでしょうね。皆様、ご注意あれ。

さて、遅まきながらの晴天続きで、私は23・24日とも林谷を歩きました。ここはお気に入りの谷ながら、雨が降ると、林道の崖崩れが怖くて、なかなか行けないの。この朱点は、ちと毒々しいなぁ。天気のいい日には、逃さず釣行しなければなりません。
とは言え、ここ、あまり釣れません。私はここでビール飲みながらフラフラと谷登って、ちょっとだけ寝っ転がってるのが好きなんですよ。釣果はね、2日とも20〜23cmを3匹くらい。以前に比べたら、ややサイズアップ。良型(と、言っても8寸くらい)2匹のバラシは痛かったけど、まあ、こんなもんでしょう。そこそこ、満足でしたね。

その後(24日)、大納川の堰堤上流を突っついて見る。そこで右写真の18cm。なんか、ケバケバしいアマゴだなぁ。それに、この川、変な川に変えられてしまった。一体、何するつもりなんだろう。

9月16日追記:上の写真の「クマ用の檻」と思っていたのは、「イノシシ捕獲用」の物との事。どうも失礼しました。それから、白鳥町の向小駄良にクマが出たと言う話も聞いたけど、一体どの話を信じたらいいんだろう?

このゴムのようなホルモンを、はたして何回噛んで飲み込むのかが、私の課題。
(牛ホルモンのお月見)
8月30日 ○○川 AM9:30〜PM3:30 曇り
翌31日は、テンカラN氏と九頭竜方面を目指す。が、雨。しかたなく橋の下で牛ホルモンを頂いて天候の回復を待つも、その間に20cmも増水して濁流となる。橋下の川原も水没寸前となり、やむなく退散。
まあ、こんな事もあるか。